石油鉱業連盟は1961年11月に設立され、今年55年目を迎えます。設立以来連盟会員会社をはじめ、経済産業省ならびに関係団体などの皆さまからのご支援とご協力に対しましては、心より御礼申し上げます。

 石油・天然ガスの産出比率が極めて少ないわが国においては、国内陸域及び周辺大陸棚の探鉱・開発の促進により、自給率の向上を図るとともに、海外でのいわゆる「自主開発」比率の拡大により、石油・天然ガスの安定供給を確保することが最大の課題となっております。

 しかしながら、現下の石油・天然ガス市場は、中国や新興国経済が減速するなか、米国のシェールガス、シェールオイルの生産量の急拡大、産油国における資源ナショナリズムの高揚とOPEC諸国による減産見送り等による供給過剰により、石油価格は2014年夏以降急落し、低価格が継続しております。こうした十数年来の原油安は、開発会社の収益構造を圧迫し、資源開発投資の抑制を招いており、将来の需要増加に対して供給不足を引き起こすことが一方において危惧されております。

 このように、当連盟会員会社を取り巻く環境は極めて厳しい状況下にありますが、こうした中で、国内外における石油・天然ガスの探鉱・開発を通して、わが国におけるエネルギーの安定供給を実現することが、本邦石油・天然ガス開発企業の社会的な使命であります。

 当連盟は、会員各社による事業推進や優良なプロジェクトの発掘への後押しをするとともに、熾烈な資源獲得競争を勝ち抜くため、民間ではカバーしきれない部分について、リスクマネーの供給や資源外交をはじめとするわが国政府・関係機関に対する各種支援及び大学研究機関の協力をお願いする活動を行い、自主開発比率の向上等を通じて日本のエネルギー安定供給の確保を目指し、努力していきたいと考えています。

 引き続き、皆さまのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2016年5月
会長 渡辺  修

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